きちんと3歳児歯科健診を受けましょう
一番奥に歯が生え、上下20本の乳歯が生えそろいます。
3歳頃になると、以前に比べて少しずつ仕上げの歯みがきにも慣れ、嫌がることも少なくなってきます。「仕上げの歯みがきができているのだから虫歯は大丈夫」と思われがちですが、同時に甘いものを食べる機会も増え虫歯になりやすくなります。
定期的にチェックすることで虫歯を初期の段階で見つけることができます。3歳児歯科健診などをきっかけに歯医者にも慣れていくようにしましょう。
虫歯になりやすいのは?
3歳頃になると、アメやガム、チョコレートなどの摂取量が増えてきます。これらのお菓子は糖分を多く含むのはもちろんですが、粘着性が強く歯に付着しやすいため奥歯の溝に残ってしまいます。また、時間をかけて食べるので口の中に長時間糖分が残り、歯と歯の間などに浸透していきます。
奥歯の溝や歯と歯の間は歯ブラシが届きにくいので、虫歯になりやすい代表的な部分です。ですから、仕上げの歯みがきを嫌がらずにスムーズにできるようになっても虫歯になってしまうことがあるのです。
家でのおやつ管理はできていても、外出先などでは難しい場面もあると思います。そんな日にはいつもより少し、仕上げの歯みがきの時間を長くしてみましょう。
磨きのコツはブロック分け
仕上げの歯みがきをする時は、膝に頭をのせた体勢が最も理想的です。
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磨く時には磨いている所がよく見えるように、歯ブラシを持つ手と反対の手でほっぺたや唇をよけるようにします。こうすることにより、汚れが残りやすい歯と歯ぐきの境目から歯ブラシを当てていくことができます。
- 2
口を上下左右の4ブロックに分け順番に磨いていくようにしましょう。どこを磨いたのかがわかりやすく、磨き残しを防ぐことができます。
- 3
奥歯の溝は歯ブラシの先が溝に届くように細かく動かして磨きましょう。
- 4
歯と歯の間の清掃にはデンタルフロス(糸ようじ)が効果的です。毎日の仕上げの歯みがきと一緒に活用していきましょう。
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歯みがき粉は無理に使う必用はありません。