生後半年までは、歯みがきの準備期間
歯が生えるスピードには個人差がありますが、だいたい6ヶ月頃から前歯が生え始めます。 少しずつお口の中を触られることに慣れていくようにしましょう。
生後半年くらいはまだ歯が生えてきません。 この時期は歯みがきをスムーズに行うための準備期間です。 ときどき口の中や口周りを触ってあげるようにしましょう。
前歯が生え始めたら歯みがきへ
6ヶ月頃になると、多くのお子さんの下の前歯が顔をのぞかせます。この時期はお口に触られることや、膝に頭をのせた仕上げの歯みがきの体勢に慣れさせていく時期です。
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可能であれば歯ブラシをそっと歯にあてて、歯ブラシの感触にならしていきます。あまりゴシゴシ磨かずにそっと動かす程度で十分です。
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もし歯ブラシを使えなくても心配ありません。まだ歯にこびりつくような汚れはつきにくく、唾液の分泌も盛んになる時期なので、下の前歯はほとんどの汚れを唾液が洗い流してくれます。
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お口の清掃は離乳食のあとに湯さましを飲ませたり、ガーゼで拭き取ってあげても良いでしょう。慣れてきたら徐々に歯ブラシへ移行していくようにしましょう。
上の前歯はしっかりとブラッシング
1歳頃上の前歯が生え上下の前歯が揃います。上の前歯は下の前歯と違い唾液が届きにくいので、唾液で汚れを洗い流されることは少ない場所です。また、ミルクのカスも残りやすいので、そろそろ歯ブラシやガーゼ等を使っての清掃を始めましょう。
上唇をめくってみると唇と歯ぐきをつなぐ帯のような部分が見えます。これは「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」といって、この部分に歯ブラシの毛先が当たると嫌がってしまいます。
人差し指でその部分を隠してあげると、汚れの残りやすい歯と歯ぐきの境目から歯ブラシを当ててあげることができます。嫌がってしまうでしょうが、ご機嫌のよい時にすばやく行っていきます。
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この部分が上唇小帯(じょうしんしょうたい)です
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このように人差し指をあててみて下さいね