お子様の虫歯を予防するには、毎日のブラッシング・定期的なチェック(検診)・食生活の見直し・フッ素塗布などの施術を含め4つの重要な項目があります。
毎日のブラッシング
歯はお皿と同じでどんなにきれいにしても一度使うと(一回食べると)汚れてしまいます。また歯並び、歯の形等によってその人に適したブラシ選びも大切です。毎日のことなので効率よく磨けるといいですよね。検診を受けることでモチベーションをアップさせましょう。
定期的なチェック(検診)
虫歯になっていないかのチェックも必要ですが、歯の質や形によって「この人のここは虫歯になりやすい」とあらかじめ予測がつく場合があります。ピンポイントでなりやすい場所を知っているのと知らないのでは大違いです。生え変わりがあるお子さんの場合、対象となる永久歯は24本ありますので、タイミングよくお伝えできると「よかった!」と検診の重要性を感じます。
虫歯になりにくい食生活
どんなに磨いていても、アメやチョコレートの摂取が多いと虫歯になってしまいます。時間を決めずにおやつタイムがだらだらと長くなると、量は同じでも虫歯になりやすいです。ジュースの摂取も要注意です。牛乳でも虫歯になりますので、水やお茶代わりに飲むのは避けましょう。
フッ素塗布・シーラント
歯質を強化するフッ素は是非うまく取り入れていただけたらと思います。学校で行われる場合は希望していただき、必要があれば検診時に当院でも塗布を行います。学校と医療機関ではフッ素濃度も違いますので「やりすぎ」という心配はありません。シーラントはアメやチョコレート等がたまりやすい奥歯の溝を樹脂で埋める予防手段です。乳歯、永久歯、どちらにもできます。溝が特に深い場合や、骨格的にブラシが届きにくい奥歯におすすめします。
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フッ素を塗っているところです。
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シーラント予防をした歯です。
※矢印の先の溝を埋めています。