
削るときに舌を傷つけたり、小さな器具を誤って飲み込んだりすることを防ぐ為に「ラバーダム」という防湿方法があります。非常に伸びのいいゴムシートの穴から治療する歯を出す方法で、小児歯科の治療では不可欠なものです。
治療中の歯をゴムシートから出して治療しますので、治療が必要な歯以外に器具が直接触れることが無く、喉も覆っているので誤飲することもありません。また小児の虫歯治療はプラスチックをつめて仕上げる事が多いのですが、「すぐ取れた!」というのを防ぐためにはつめる時にいかに乾燥させた状態を保つかが重要になります。
その為にも、大人に比べて唾液の多いお子さんの治療にラバーダムは欠かせません。嫌がるお子さんも多いのですが、きちんと治療するためにラバーダムの使用をご理解いただけたらと思います。