これは本当にケースバイケースです。できたら就学前にでも始めた方がいい場合もありますし、ある程度永久歯が生え揃ってからスタートした方がいい場合もあります。
歯並びの治療方法について
年長さんから小学校1年生くらいの時に、「下の前歯が重なっているのが気になる」と言われることがよくあるのですが、4.5年生くらいになるときれいにおさまる場合があります。このようにその時は気になっても、後で大丈夫になることもあります。お子さんのお口を拝見してから、将来どんな歯並びになりそうなのか、矯正を始めるとしたらいつごろがベストなのかをご説明できたらと思います。また、ここだけ直せばあとはそこまで問題がないという場合は、当院で装置を入れて矯正を行うこともあります。
受け口(反対咬合)の治療方法について
3歳を過ぎたお子さんで色々な条件があえば、ムーシールドという装置で治していくことができます。当院でも多くのお子さんがこの装置で受け口(反対咬合)が改善しています。同じ受け口でもムーシールドで治せる場合と難しい場合があります。
ワイヤーなどは使わず夜寝ている間に使用するものなのでこれで治ってくれるとお子さんも楽だと思います。既成のムーシールドもありますが、当院では歯形をとってそのお子さんに合ったものをオーダーで作ります。ですので、歯ぐきに当たって痛い、というようなことはありません。効果がありそうな症例かどうか一度診せてくださいね。
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ムーシールドはこのような装置です。
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ワイヤーは使用せず、寝ている間に装着します。