グッドスマイル 通信
歯みがきと出血
2013/09/01
「仕上げ磨きしていると出血することがあります。力が強すぎるのでしょうか?」
多くのお母さんに仕上げの歯みがきのアドバイスをしてきましたが、力が強すぎる方はほとんどいません。むしろ、「もう少しブラッシング圧を強めに」と言うことの方が多いくらいです。
ではなぜ歯ぐきから出血するのでしょうか?歯と歯ぐきの境目は歯垢がたまりやすく、歯ブラシもあてにくいところです。嫌がられたり早く寝てしまったり、しっかり汚れを取れない日が続くと歯ぐきに炎症が起きてしまいます。そこへ歯ブラシが当たると丁度良い強さでも出血してしまうことがあります。
「さあ、今日は磨くわよ」としっかりブラシをあてる→出血する→「きゃー血がでたー」とそれ以上磨かない→汚れが残りまた炎症がおきる、と悪循環を繰り返すことになります。
適切なブラッシング圧を文章で伝えるのは難しいのですが、2〜3日続けて磨いてみてください。(ウイルス感染による歯肉炎の場合は磨いても出血は続きます) 4〜5日目からは赤味もひき、出血しなくなるはずです。それでも出血する場合は1度来院してご相談ください。
歯みがき粉について
2013/09/01
「いつから使い始めたらいいのでしょうか?」
基本的にはうがいが出来るようになり、お口につばをためられるようになったら歯みがき粉は使用できます。
最初から歯みがき粉を使うと口の中が泡だらけになり、細部が見づらく磨きにくくなります。また、お子さんが自分で磨く場合香料よってさっぱりした感じになり、磨く時間が短くなってしまうことがあります。
まずはつけずに磨くようにしましょう。水磨きでも汚れは落とせます。仕上げを嫌がるお子さんでキャラクターの歯みがき粉をつけたがる場合は導入として、ほんのチョットつけてあげて下さい。使えるようになってからはフッ素が配合されたものを選んであげるといいでしょう。
ステイン(茶しぶ)がつきやすい方は液体やジェルタイプではなく研磨剤が入っているものを使うことをおすすめします。